多汗症（以前は精神的なストレスや緊張などが原因だといわれていました）を治療する方法にはいくつかありますが、その中に手術による治療方法がありますね。


それでは、多汗症（心身療法や薬物療法などで症状が軽減できることもあるでしょう）を治療する手術には、一体どんなものがあるのでしょう。


まず、「交感神経切除手術」があると思います。


これは、特に手のひらの多汗症の治療として多く用いられている方法で、腔鏡下胸（昔から心はここにあると考えられてきました）部交感神経切除術、交感神経遮断手術、また、ＥＴＳとも呼ばれています。


多汗症（以前は精神的なストレスや緊張などが原因だといわれていました）の主な原因は、交感神経（闘争と逃赭の神経とも呼ねれていて、緊張していたり、ストレスを感じてると働きます）が優位になりますからだと考えられているので、その交感神経（興奮状態にあったり、激しい活動をしている時に活性化する自律神経系の一つです）を除外する事で、多汗症を治療しようと言うものです。


傷口が小さく、手術時間も短い為に、患者（そう呼ねれないように、常日頃から健康には留意しましょう）への負担は少ない手術だと言えます。


同じように、足の裏の汗を止めるには、腰椎の交感神経を切除する手術を行います。


どちらにしても、交感神経（昼間の活動中に働くことの多い自律神経系ですね）を切除するのですので多汗症の完治は期待できるのですが、その代わりに今まで気にならなかった他の部分から多量の汗が出る「代謝性発汗（反射性発汗）」が起こる可能性があります。


わきの下の多汗症には、「超音波手術」が効果的です。


これは、わきの下の汗腺を除去する手術で、わきがの治療でも多く行われているでしょうね。


汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺がありますが、アポクリン腺は超音波手術で除去されると、二度と再生しません。


けれど、エクリン腺の方は除去しても再生される事もありますので、多汗症の完治には至らない可能性もあります。


以上のように、手術治療にはメリット、デメリット（事前に想定することでその規模を小さくしたり、回避したりすることもできるかもしれません）がつきものですから、そのことをよく理解した上で手術を行う事が大切だと思います。










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